適当にやればいいよ。

日本語の「適当に」には、本来2つの意味があり、1つは「適切に」という意味であり、もう1つは「気を抜いて」という意味だ。

しかしながら、昨今の日本語では「気を抜いて」という意味で使用されるケースのほうが多いので、ここでもその意味合いで英語訳を見ていきたい。

翻訳アプリ等を用いてこれを訳してみると、次のような訳が出てくることがある。

✖ You can do it suitably.
✖ You can do it properly.

直訳すると、「適切にやればいいよ」とか「君ならちゃんとできるよ」といったような意味になってしまい、とんちんかんな訳で終わってしまう。

ではということで、もう少しひねりを利かしてみると、次のようになる。

△ You don’t have to take it too seriously.
△ Don’t be too serious about it.

これらはいずれも、「あまり真剣に考えることないよ」といったようなニュアンスであり、何かを依頼するときに用いる「適当にやればいいよ」とは少々意味合いが異なる。

では、ということで多くのアメリカ人に聞いてみた。

答えはこうだ。

〇 You can go easy with it.

まさに、「適当にやればいいよ」である。

これにて一件落着。