今回の表現は、おかしな英語の間違い探しではなく、ニュアンスの違いについてのウンチクである。
例えば、日本語で次のような会話があったとする。
「窓は開けておこうか、それとも閉めようか?」
「私はどっちでもいいです」
このときの、「どっちでもいいです」である。
実は、英語にはこの表現に該当する言い回しが数多く存在する。したがって、それらを利用するにあたっては、ニュアンスの違いだけにこだわればよい。
一番失礼な言い方から、丁寧な言い方まで順を追って並べてみた。
✖ I don’t care.
「そんなこと、どっちだっていいよ」
△ Whatever you want.
「いいから、好きなようにしてよ」
△ It doesn’t matter.
「そんなの、どっちだって一緒だよ」
◯ Whichever is okay with me.
「私はどっちでもいいですけど」
◎ Either is fine with me.
「私はどっちでも構いません」
◎ I don’t mind either way.
「私はどちらでも結構です」
並べ方に好みはあると思うが、だいだいこんなところになるはずだ。
これにて一件落着!