これを英語に訳す際、まず引っ掛かるのが「まさか」をどう訳すかだ。
「彼には話してないよね?」だけなら簡単だ。次のように訳す。
You didn’t tell him about that, did you?
ここに「まさか」のニュアンスが追加となると、驚きと疑いの感情を加えなければならない。
おおかたの日本人は次のように訳す。
You don’t mean (that) you told him about that, do you?
これは日本語に直訳すると次のようになる。
彼に話したわけじゃないよね?
これでも通じなくはないが、疑いの眼差しがいまいち弱い。
ではどう表現したらよいのかを多くのアメリカ人に聞いてみた。答えはこうだ。
You’re not telling me that you told him about that, are you?
日本語に直訳すると、次のようになる。
彼に話したなんて私に言ってるわけじゃないよね?
日本語にすると多少おかしな表現にはなるが、英語ではこれで完璧となる。
まさか彼に話したわけじゃないよね?
これにて一件落着。